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2012.04.09

速報→「さようならv2(平田オリザ・演劇展vol.2)」青年団

2012.4.8 14:00 [CoRich]

平田オリザが初めてアンドロイドを使って作った演劇「さようなら」に加筆した25分。15日までこまばアゴラ劇場。

死にゆく人に、古今東西の詩を読むアンドロイド、いすにもたれ、ゆるやかにその詩を聞き、二言三言を交わしている日々。
そして、その後、おそらく主は亡くなったあと。家財道具、アンドロイドを運び出す。

ロボット演劇「働く私」は見ているけれど、「森の奥」も初演版「さようなら」は観られていないアタシです。アンドロイドとして出演しているのはジェミノイドF(今年のバレンタインデーに高島屋でガラスに囲まれてデモしていたあれだ)。声が井上三奈子ということはわかったけれど、当日パンフを観てびっくりの、「動き」も。ジェミノイドは動くことができなんないので、これはほとんど表情ということに集約されます。動きが繰り返しに見えてしまうというのは、きっとアクチュエーターの動きの制約という気がします。アンケートに聞かれる「感動しましたか」や「どちらがアンドロイドに見えましたか」というのは、学問としてしっかり統計を取ろうという気持ちはわかるものの、そりゃないでしょう、という気もします。

物語としては、詩を聞いて感じて、ということにはまだアタシは少々若いようです。わかるようでわからない、そのときの気持ち、という感じ。そのあとの「男」が出てきてからは俄然おもしろい感じ。しょせん機械なのだ、というパワーオフとかリセット、あるいはバグっちゃう感じは楽しいのです。

ネタバレかも

おそらくv2として書き加えられた終幕。ともかく詩を繰り返して読んでしまうというバグはあるけれど、壊れてはいないアンドロイドを運び出す男、行き先は彼女がそれをする以外に誰にもできないという場所。おそらくそうは私たちが経験したことのない「入れない」鎮魂の場所ということを彼女に背負わせるしかない、というアタシたちは果たして進歩したのか、それともぐるぐると同じところをまわっているだけではないのか、と感じてしまうのです。

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