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2012.01.23

速報「乱雑天国のA·B·C」乱雑天国

2012.1.22 15:00 [CoRich]

エビス駅前バーでの短編上演。2編セット上演のCは休憩10分を挟み90分。31日まで。

お笑いがテレビにも出なくなった時代。この町には小さな「一発芸バー」があって、夜な夜な芸人たちが出演していて、この小さなバーがお笑いを支えている。そんなバーの10周年、常連の「師匠」や破門にした弟子が顔を合わせる「ユーモアのさじ加減」
同じバーのさらに数年後、演劇の稽古場になっているが、やはり演劇ももうシーンがなくなっている。この稽古場を借りている女は姉に借金を申し込もうとしていて、もう一つ伝えなければいけないことがあって「独特リズム」

ある場所をめぐる二つの時代の物語。すでに時代のシーンからは取り残されるどころか発表の場すらこの小さなバーしかないというような時代の設定。そういう衰退していくシーンの人々という設定のどこか哀愁とダメさが漂う雰囲気を作る構成。Bパートはわりと物語の中でAパートの「師匠」を参照していたりして、そういう意味では二本を組で観るように作られている感はあります。

師匠の妻に手を出した弟子、だったり10年連れ添った夫婦だったり、あるいは恋人を裏切って妹とデキてしまったりと、ほんとうにグッダグダで惚れた腫れたの繰り返しという人々を点描したという印象で、物語としては実にあっさりというよりは、作家にはいわゆるオチをつける気はないのだろうという感じがします。こういう人々が居る、ということの描写に興味あるというか。

「〜さじ加減」は伝説のギャグ芸人、この短い時間で物語によってその説得力を持つのはほぼ不可能ですし、ギャグそのもののおもしろさを説得力とるのも少々無理がある気はします。 「〜リズム」はまあよくある痴話喧嘩ではあるんだけど、その残された側の大泣きを執拗に描くこと、子供たちのこととの対比というのはちょっとおもしろいけれど、さすがに30分、物語というよりは、そういうシーンを描いた、という感じの仕上がりになっています。

マスターの妻を演じた辻沢綾香はしっかりと突っ込みとして機能。佐々木富貴子はなかなか珍しい色気にあふれた役をしっかり。両方に唯一出演する平島茜はAにおいては明らかに飛び道具、Bにおいては軸となる大切な役で印象に残ります。  

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