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2011.12.30

速報→「ウイリアムの仇討ち」うさぎ庵

2011.12.28 16:00 [CoRich]

「ハムレット」を下敷きに現代での復習を描く90分。29日までザ・スズナリ。

製菓会社の社長と秘書が飛行機事故で消息を絶ってから一年。社長はその弟に譲られ、社長夫人も弟と再婚している。元社長の息子は、その飛行機事故じたいが仕組まれたもので、復習を果たさなければいけない、と云われる。一年後、その関係者たちがチャーター機に乗り込むことになる。

たしかに「ハムレット」の骨格に見える登場人物たち。王を製菓会社の社長と読み替え、飛行機の機内のワンシチュエーションのミステリ仕立てに。ほぼ同じ流れを二度繰り返し、一回目と二回目で複数箇所での会話のうち観客に見せる会話を変えるなどをしています。

ハムレットの隅々が自分のものになっているとは云い難いアタシです。かろうじて「流血ハムレット」を今年観ているので、わかるということに過ぎません。だから、正直に言うと、今作での読み替えをすることの効果や物語の意味合いといったものが今一つとらえきれずにいるのです。

おそらくは原文のままの英語の台詞に重ねて現代の台詞を見せるというのはちょっとおもしろい感じ。暗喩というよりは抽象度が高くて、さまざまな場面で当てはまる、という感じで、シェイクスピアを英語のテキストとして使うのはわりと当然のことなのかもしれないけれど、それを芝居で見せるのは珍しい気もします。

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