速報→「僕のワタを総て君にやる」信州大学劇団山脈
2011.11.13 14:00 [CoRich]
信州大学の劇団も例年どおりの参加。60分。四柱(よはしら)神社。
働かずギャンブルにうつつを抜かし、酒場の女に入れあげるヒモ同然の男と暮らしている女。男からのたったひとつのプレゼントはUFOキャッチャーでとったヌイグルミ。男のあまりの酷さに奮起したヌイグルミは女が大事に使っている目覚まし時計や黒電話と示し合わせて男を懲らしめようと考える。
まあ、どういっても大学生の若さです。ダメ男もそれに引っかかる女も、酒場の女にしても、そういう意味でのリアリティはありませんし、昭和の香りがぷんぷんだけれど、たぶん平成な彼らです。ヌイグルミなど「モノに心が宿る」というファンタジーを軸にして、がっつり笑いをとり、きちんと物語を紡ぐのです。
ダメ男加減が、ギャンブルに酒場の女に頼り切りで仕事しない、というのはあまりにステロタイプな香りだけれど、まあ、そこは大きな問題ではないのです。 女は果たして、男と決別するのだけれど、それと引き替えに「天に召された」ヌイグルミでどう結末にするのかと思いきや、隣に引っ越してきた若い男(が、そのヌイグルミにそっくり)を一目見て抱きしめて、というもう一段の奇跡というかファンタジー。
サポートメンバーに名を連ねる、おちやいたかしは四柱神社での公演の両方に出演するのだけれど、アクが強い怪優で、どちらの公演でも印象に残ります。
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