速報→「お裁縫とセックス」海ガメのゴサン
2011.9.17 15:00 [CoRich]
三十代の女優四人で立ち上げたというユニット。三人の作家によるオムニバス、70分。18日までルデコ4。
ファーストフードで駄弁る三人の女。彼氏と些細な喧嘩をしたと相談する女、が、向こうから女連れで歩いてくる男は「恋愛WINNER」
ボーリング場の常連客らしい地方の女たち4人。主婦だったりバツイチだったりするが、彼女たちの目的はこの店のイケメン店長だったりして「ママさんボーリング」
三十を過ぎたのに男とつきあったことのない女。友達を家に呼んでコックリさんしてたりする。が、出前持ちの男に一目惚れしてしまい、つきあうことになったが、いよいよその段になって「狐うどんの女」
それぞれの物語にはつながりはなくて、いわゆる三十女たちの風景を点描。
「恋愛〜」は可愛らしく天然に見えてちょっとエキセントリックな感じの女の話と、無茶ぶりな質問に答えた男に対する女たちの反応の無茶というかそりゃないよ、な反応がポイントか。だから何?と思わないことはないのだけど、その雰囲気が楽しい感じで。
「〜ボーリング」はイケメンなのに変態の男、でも、それでも大好きだというバツイチ女という、悲恋といえば悲恋なハセガワアユム節。その変態性がばれる課程がちょっと面白い。聞き違えで興奮した男をどこまで見てるんだってぐらいに気づく女たちもけっこう怖い感じではあります。本題とはちょっと違うところだけれど、「自分は人に興味がない、だけれど、あなたたちは仲がよくて互いに興味があるんでしょ」というのがちょっといい感じです。
「狐うどん〜」はちょっとホラーテイストをもちつつ。三十過ぎの処女をなんであそこまで忌み嫌うのか、という気がしないでもないのだけれど、じっさいのところ、彼女がそう感じているのだという風に見えないこともなくて、そのなんだろう、引け目な感じをうまく作っています。明るく聞き上手な女だったら違う人生かも、という夢想をそれぞれの役者のキャラクタで見せるのもちょっと面白い。
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