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2011.08.01

速報→「プラすマイなす竹」7%竹

2011.7.30 15:00

武藤心平のコントユニット。7月に7人で70分のふれこみだけどちょっと多い80分。さすがにチケットは777円とはいかないか。30日までミニシアターFu-。

通夜、香典の額が少なすぎると詰め寄られる男、そこに知り合いらしい女がやってきて「通夜泥棒」
デート風のカップル、女は男に契約を迫るが、どことなく強気で「保険の勧誘」
くじをひいてスパイを決めてゲームを始めるが「スパイゲーム」
ウエディングプランナーを訪れる婚約したカップル。女はちょっと強気、司会は友人といっているが、プランナーはプロを薦めて「アドヴァイス」
ありがとうございます、の挨拶が今回のスキット「ナパタケ流あいさつ講座vol.3」
女子四人が集まって呑み回でテンション高く「武藤流女子会」
もう劇団をやめたいという女を説得しているが、決心は固く「去るものは追わず」

ネタとしてみた場合は爆笑編とはいえず、かといっていわゆる苦笑系とも違う感じ。なにをぼけているかさっぱりわからなかったり、時に独特の口調の挨拶を繰り返すことだったりと、確かに「身内受け」という看板には偽りはありません。が、それを身内じゃない客にどうおもしろがって貰うかというあたりが勝負という気がします。

どうしても作家の分身という風に見えてしまう登場人物や語り口がけっこうあって、そんなに彼の人となりを知っているわけでは無いけれど、過去拝見している別での芝居とか、どこかの客席で拝見してた姿とか、その微妙な間合いとかに見え隠れ。それゆえに誰がやっても、というわけにはいかないのが厳しいところなのだけれど。

「保険の勧誘」はいわゆるデート商法の話だけれど、むちゃくちゃな丸めこみに爆走する根本宗子がおかしい。あんな態度で傍目にはどうしてだまされるかわからないけれど惚れた弱みでむちゃくちゃが成立してしまうという状況に説得力。

「アドヴァイス」はカップルの女のどっしりと構えた感じ、プランナーの女の微妙な色気、終盤でその理由もあかされます。 「~女子会」はある種のクラスタに属するような独特の口調や独特の受け方、モテない感満載がちょっと楽しい。

武藤心平はこの世界をしっかり。出番は多いわけではないのだけれど、彼の身体とかからでてくる味わいというかおかしさのようなものが。畔上千春は、ちょっと暴走するクセをもった役をさせると巧くて、このユニットの柱の一つとしてしっかりと。根本宗子は弁護士、保険勧誘の女、カップルの女、女子会の遅れてくる女と、かわいらしさと瞬発力に魅力。

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