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2011.07.11

速報→「博多駅がやってきた!ヤア!ヤア!ヤア!」ギンギラ太陽's

2011.7.8 19:30

福岡の街をリアルタイムで描くコネタ集とのふれこみだったけれど、わりときっちり物語に仕上げた90分。10日まで西鉄ホール。次回は11月。新幹線を描いた「Born to Run」を劇場映画として全国ワーナーマイカル系で上映予定とのアナウンスもあります。

新しくなった福岡駅の「王子」、四世。母エキの三世、専門店街アミュプラザ、集客の要となった百貨店阪急は金の亡者のように見えて、列車旅の旅客収入での復権を夢見る若き王子だった。母・三世はより財政基盤を強固にすべく、阪急の二階のオリジナルブランド「ハカタシスターズ」との縁組みをもくろむが、四世は違和感を持つ。そんなある日、沸き立つ博多の街にたたずむ、若い娘に目を惹かれる。その娘は北天神のダイエー専門店街・ショッパーズだった。慢性的な赤字体質を父親・ダイエーがやっとの想いで支えてきたが、その力も及ばず、7月末で閉店が決まり、余命いくばくもない娘に援助を申し出、一緒になろうと約束する四世だったが。

ギンギラ太陽'sでは定番のいわゆる「流通大戦争」の流れの物語。赤字に苦しんだ先代の福岡駅いわば女帝たる母と、あたらしい商業施設に沸き立つ「おぼっちゃま」の王子たる新しい駅と、その政略結婚の名家(波及)と娘(ハカタシスターズ)。それに対比する陰として描く北天神(天神とはみなさない、というギャグがわりと多用されていて、これは共感を得やすいようで、客席が沸きます)のダイエー、閉店近づく専門店街。たしかに開店と閉店という対比、それを名家の母・息子、没落した父・娘に病魔というなんというか、実に王道の物語に。

躍進しようが没落しようが親の子供に対する愛情、親の心子知らずとはいえ少々甘い感じで、しかし懸命に生きる子供たちというもう一つめの骨格はしっかりと強固です。 正直に言えば、現実の人々の生活に立脚して「想い」をかぶりものという無生物として描くギンギラの路線に対して、王子と病魔の娘の悲恋という構図を支える現実にあたる部分がないのが惜しい。

それでも、変わり続ける街の姿と、現在の人々の「気分」を巧みにすくい上げ、物語として仕上げるという地産地消ならではの「地元ネタ」のオンパレードで引っ張る90分は飽きることがありません。天神・博多に挟まれて苦戦するというキャナルシティをコネタとして挟みながらも、もとの福岡の物語に巧みに組み込んで、お嬢様が強い女として生まれ変わるあたりのサイドストーリーは圧巻です。

そのハカタシスターズを演じた杉山英美はかわいらしいお嬢様から強い女までの変幻自在、はまり役「玉屋」に匹敵するキャラクタになりうる可能性を感じさせます。立石義江は眼鏡キャラがちょっとかっこよくて新鮮。 三世、女王を演じた上田裕子の溢れる想いの描写に涙し、悲恋をまっすぐに演じた古賀今日子と中村卓二も王道っぽい。

タイトル間違えていました。福岡駅 →博多駅 でした。ご指摘感謝。(2011.7.11 23:00)

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コメント

福岡駅じゃなくて博多駅です~!

投稿: SUN CHILD | 2011.07.11 22:06

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