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2011.07.11

速報→「愛情爆心地はボクのココ」ぬいぐるみハンター

2011.7.9 19:30

ぬいぐるみハンターの新作。100分ほど。毎日終演後のイベントが設定されています。18日まで王子小劇場。

小さな町、余裕がなくさまざまな理由で子供を見放す親たちが多発し、ストリートチルドレン化して、商店を襲撃したりして集団で生活している。今日、また離婚した父母は子供をそのままほっぽりぱなし。町長は起死回生をはかり、町全体をテーマパークにしようと考えて工事を進め、町民たちの雇用を始めている。ストリートの子供たちの居場所はどんどんなくなっていき..

親から見捨てられたのにこの町を離れずに子の町にこだわってここに暮らしてる子供たち。大人は保護しようとしているけれど、でも大部分の大人たちは自分たちが生きるのに精一杯、という感じではあって、それはモンスターペアレントだったり、ヤクザまがいだったり、あるいは権力者だったり。

正直にいえば、(いやな属性としての)大人たちの記号が単発で存在しているものの、有機的につながっていかない、というもどかしさを感じます。 前回観たのが初めてなので、彼らの持ち味がどこにあるのか今一つ知らないのですが、今作においては、仲間内の喧嘩しながら物事が進んでいくかんじだったり、あるいは終盤、反乱というか慌てた人々、高いテンションと混乱した「わーっ」、という猥雑な感じが持ち味なのかなと思ったりもしますが、これはこれは回数を重ねることで、この座組での熱量が熟成されていくという感じがするので、後半にむけてどんどん良くなっていくんじゃないか、という感じはあります。

チラシで強くフィーチャーされる久保ユリカは可愛らしい感じで遜色なく魅力をたくさんに。片桐はづきは、箱庭円舞曲では見せないような高いテンションやコミカルさが魅力。子供たちを保護しようとする大人を演じた竹田有希子の妙な色っぽさ(多分意図的なものじゃなくて、アタシの性癖の問題かもしれないけれど)、モンスターペアレントを親にもつ子供を演じた伊比井香織の物わかりの良さというか大人っぽさが印象的。神戸アキコはもちろんこの劇団に欠かせない看板ですが、こういう飛び道具的なポジションを一手に担うのは負荷が少々高い感じも。そんな中で セクハラ裁判を巡る町長(神部アキコ)と秘書(片桐はづき)のコント風のやりとりは、その余白感こそがちょっと楽しかったりします。

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