速報→「犬と花」(花編)黒色綺譚カナリア派
2011.5.2 16:00
赤澤ムックの作を別の演出でつくるという二本立て、ベテラン組とされる「花」編。70分。2日までOFF OFFシアター。
犬→花という順番で偶然観たアタシですが、逆だとするとまったく意味が分からない気がします。役者の層の厚さでぎりぎり成立している感じはしますが、作家の書いた物語を放棄して、別の物語を、台詞をいっさいなく載せるという手法を実験している気がします。この推測が正しいと仮定すると、でも、まったくつながりのない二つを持ってきて片方は視覚、片方は聴覚に分ければ形になる、なんて行ってしまってはどんな組み合わせだっていいわけで、この物語にこの手法、という点で説得力も納得感もないのがつらい。
夏目慎也の焦点の定まらない目の表情はちょっとすごい。姉を演じた山下恵の清楚な感じからの終幕は眼福ですが、縛られるまでの時間が長いのは(バナナ学園なら30秒だ(笑))残念。
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