速報→「くちびるぱんつ」ぬいぐるみハンター
2011.1.30 19:00
アタシは初見です。90分。途中入場が難しい客席構造なので、早めの入場を。31日まで王子小劇場。
宇宙を漂っているヤンキー風の二人組は通りかかった銀河鉄道に拾われる。同じ列車に乗り込んできたのは機械の体を探しにいく少年たち。あるいは何百年ものあいだ宇宙を漂い続ける家族たちは、毎日騒がしく暮らしている。学校に行きたくない女子高生は、公園で出会ったホームレス風の男が誘う地球防衛軍に入ったものの何事もおこらない毎日。
ある日、地球防衛軍の集う公園の裏山に謎の物体が二つ続けて飛来する。いよいよ地球防衛軍の発動か。
王子小劇場の舞台を反対向きに使い、中央にジャングルジムのように組まれたイントレ、キャットウォークの左右端に梯子と滑り降り棒を設置。テンションの高い音楽と走り回る役者たち。特にジャングルジムを中心にして解放した扉を使ってトラックのように設えて疾走したり、キャットウォークを縦横に走り回る感じ。こういうと、バナナ学園が思い浮かびますが、迫力やテンションという点ではそうともいえますが、こちらはずっと芝居寄りで、たとえば往年の双数姉妹のよう。
宇宙と恒久の時間の流れを扱ってるわりにはずっと身近で下世話な感じがアタシの身の丈っぽくて親しめます。それでも終盤で見せる友達とか、親しいもの、という想いの「続きそうな感じ」というのは確かにアタシにとっての恒久の時間。役者が円形に走り回るなど「わが星」な広がりの要素がないわけではありませんが、なぜかそれが矮小になっていく感じが面白い。
それほど多くの出番ではありませんが、劇団のプロフィールに「怪優」と名指される神戸アキコは確かに圧巻で、テンション芝居の役者として目立つというよりは、どこかぼやき漫才風情の突っ込み具合が面白い。そのわりにエアロビクス風にガンガンカラダを動かすというのも今更ダンスか、とおもいつつも、その熱気というかテンションに気持ちが煽られてると感じるのは、自分が年取ったからかなと思ったりも。
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