速報→「~あの素晴らしい闘争(まつり)をもう一度~」バナナ学園純情乙女組
2010.11.22 10:30 / 13:00
桜美林・明治・早稲田の大学祭イベントを巡り、ツアーファイナルとなる一日限りの劇場公演を王子小劇場で。75分。
彼ら自身がヲタ芸と呼ぶ、楽曲にあわせた群舞を中心とした「おはぎライブ」をたっぷりと4ブロックで構成。祭りとか大学紛争とか恋心とかの断片は見え隠れするものの、物語のある芝居ではなく、かといって美しい身体表現とも違う、強いテンションのライブ。長い期間をかけて練りこみぎりぎりまでチューニングしているわりには、どこか危なっかしかったり完成度とは違う何かの到達点を目指しているようで、そういう意味では「素人の芸」だという指摘はあたっているような気がします。
切実に何かを表現したいという欲は痛いほどに感じられるのだけれど、それがこういう発露をするのはエンゲキに近いフィールドからはあまりみられず、アキバ芸の領域にちかいのだけれど、アキバ芸とは観客のとの距離の取り方が結果として微妙に遠いのがあたしには心地いい。アキバ文化は嫌いじゃないあたしだけれど、目指すべきはそこじゃなくて、クラブ、しかもあたしが気後れしない程度にはダサい感じがほしい。なんてのはまったくもってあたしの個人的な感覚。
最近さわがしい「ヨサコイ」はいわゆるヤンキー文化の発露でそれが表現に向かったかたちだと想っているのだけれど、バナナはそのテンションも見え方も似てる感じがするけれど、あたしは、表現の形態としては対極にあるのだなと思うのです。
それでもこれだけ濃密に詰め込むテンションの若者から発露する何かというのはあります。もう一つあたしの希望からすると、やっぱ物語のある演劇を含んだフォーマットたるバナナが残ってほしいなあと思うのです。
この手のライブでうるさいこと云うのは野暮だけど、どうもDJとそれ以外のマイク系統の音のバランスがおかしくて、あとしとしちゃ演者側の声が聞きたいところ。
ところで当日売ってたCD、イキオイで買ったはいいものの、だいじょうぶかしらん、いろいろ。
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