速報→「エンドレスサラヴァー」あなピグモ捕獲団
2010.11.20 15:00
あなピグモ捕獲団の新作。90分。21日までOFF OFFシアター。
締め切りに息詰まる作家、その作家の元に現れたのは書生を名乗る男。大学の文学サークル、このサークルに在籍していたらしい作家の昔の文章の痕跡を探して部誌を探し回る人々。
表現するということを割と大上段に構えた感じ。締め切りという区切りで千切ること、門番なる編集者らしきものの存在。妻の人となりが曖昧なのを次々と変わる役者で表現したり。正直に言うと、思わせぶりでキャッチーにちりばめられた物語の断片、あたしには少々抽象がすぎるようで、物語としての流れを理解するに至りません。 何かの悩みを抱える作家の気持ちの溢れる吐露だということは感じるものの、二つの世界がどう対比され、結局はどういう話なのかということが、いまひとつしっくり感じられない感。
第三舞台の「朝日〜」の世界のような抽象っぽさはスタイリッシュだし、カッコイイ。役者たちは魅力的。装置だって狭い舞台の上をうまく生かすような「からくり」がたくさん。奥にしつらえられた押入れは動いて中央に通路が出現したり、舞台袖が動く仕掛けもおもしろくて、OFF OFFの狭さを逆手にとって驚きになるのです。
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