速報→「サンタクロースが歌ってくれた(10days limited version)」キャラメルボックス
2010.11.27 19:00
13年前以来の4演め。25周年のお祭り企画的な別キャストバージョン。28日までサンシャイン劇場。120分。
恋人のいないクリスマスに映画に出かけた女二人。ガラガラの映画館で上演されていたのは「ハイカラ探偵物語」。怪盗黒蜥蜴に対決する若き日の芥川龍之介と江戸川乱歩、という物語だが最初のクライマックスシーンで、犯人の筈の女が画面から居なくなる。画面の中は大騒ぎになるが、どうやら銀幕からこちらがわの世界に逃げてきたらしい。
映画の登場人物がこちら側に、という設定からしてSFマンガ風味。10年目ぐらいまでのキャラメルボックスには多かった冒険活劇てんこもりな感じで楽しい。最初のこの無茶な設定に乗り切れないと少々厳しい感がありますが、前のめりにのっかっていくのが吉。
でも、メインの物語よりは、タクシーの中、あこがれの作家と二人きりになった女の静かに溢れる思いのシーンや、幼いころの二人のシーンというあたりの方が強い印象を残します。初演の時のあたしの感想を読み返すと同じようなことを書いているので、そういう意味では物語じたい、あたしにフックするところがそういうところなのだ、ということかもしれません。
最初はあそびだったはずの、「警部が反対側の電車に乗ってしまい懸命に走る」というシーンを、今作においては仕掛けもふくめてもう少し強力にフィーチャー。やりすぎな感はあるのだけど、それをばかばかしいぐらいに押し込んで作り上げることで疾走感のようなものが生まれるのは楽しい。でも、それ、物語に関係ないんだよな、という野暮はいわない約束。オリジナルキャストの近江谷太朗の印象も強い役ですが、阿部丈二が好演。
真柴あずきのアネゴ的キャラ作りが楽しい。岡内美喜子のまっすぐ感はミツという役によくあっていて。伊藤ひろみの長髪姿はちょっと珍しく、可愛らしくて印象的。
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