« 速報→「buzz」studio salt | トップページ | 速報→「4-doors」サマカト »

2010.10.04

速報→「オブラート」げんこつ団

2010.10.3 14:00

げんこつ団の新作。3日まで駅前劇場。120分。

ナカブンという小さな町が日本からの独立を宣言する。その町の中で起きたり起きなかったりするさまざま。

小さな町の独立国家、という枠組みがうまく機能していて全体にまとまりがいい感じ。 OLたちが核弾頭を頭に乗せてその威力で人間関係のバランスオブパワーが機能する、というのは国家の関係と同じなのが縮図になっていておもしろい。 米屋が米をもって権力を握り、国王に君臨する話はそこから派生していわゆる冒険の物語の枠組みそのまま、お米の物語とするばかばかしさ。 ハローワーク、クビになった男はカウンターのあっちがわに行ってすぐ相談して、すぐにカウンターの内側に入ってくるなど小さなところでぐるぐる回している感じ、そこに現れた庶民を見下したあの猫のキャラクタがすごい。 チュニックのブティック、中年女性向けの個人商店は、いつも同じ客しかいないようにみえて、なんでそれで機能しているんだろうという素朴な感覚によくあっていて、まさかのSF大作。 隆ほう問題は、もはや物まねってだけの気もするが、束になるおもしろさ。 レジスタンスの物語、ダンスもきっちり。

未確認下校物体はビデオだけど、海外のビデオや、それっぽい字幕の作り方が秀逸。海外ニュースの斜めに構えた海外特派員のシーンなど映像がさらにパワーアップ。

若き悩める元首を演じた久保田琴乃は若者の男の子っぽい感じが存分に。魅力的な女優がたくさん。 他には出演しない女優も多くて、ついついそれを目当てに通ってしまうあたしなのです。

|

« 速報→「buzz」studio salt | トップページ | 速報→「4-doors」サマカト »

演劇・芝居」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 速報→「オブラート」げんこつ団:

« 速報→「buzz」studio salt | トップページ | 速報→「4-doors」サマカト »