速報→「女ともだちのそうしき」ロニーロケット
2010.10.17 17:00
今年4月と7月に上演した「ともだちのそうしき」を女性二人のキャストにかえた翻案版。おおまかな流れは同じながら、細部を女性用に変えての75分。18日まで。大吉カフェの狭い空間も心地いい。
通夜の営まれている家の離れ。酔いつぶれて寝ている女のところにカメラを提げた女が現れる。互いは高校までと、大学からの親友だと名乗り、思い出を語り始めるが、浪人期間を挟んだ二人の語る友人の姿はあまりに違っている。
「役者」から「ダンサー」など少々の変更はあれど、全体の流れはたぶん一緒。33という歳の女性ということをもう少し強く押してくるかと思って、それに答えそうな役者陣かとおもうと「中途半端な歳で」ということ以上には踏み込まない感じ。多少の生々しさはあるけれどある種のおとなしさというか上品さが災いして、職業がそうはみえづらいところが厳しいところ。
これで男×男、女×女の版ができたわけでさまざまな役者たちで上演される素地となりうるベース。ミステリーに見えてファンタジーに着地するあたりは、何回も、というわけにはいかないので会話だけでなんとか結末がほしい感じもしますが、それでも、終幕、ふたりは友達になるよね、という「つながり感」のようなものはきっと作家が書きたい何か、だと思うのです。
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