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2010.09.13

速報→「よわいもんいじめ」コマツ企画

2010.9.12 14:00

コマツ企画、二ヶ月連続公演の一つ。全席自由ですが、舞台の下前方左右(洋服がかけてある)エリアでの芝居もあるので、前方をおすすめ。アタシは上手側通路横から。120分。20日まで三鷹市芸術文化センタ・星のホール。

両親たちの抗議行動にもかかわらず、家出した少女たちは続々と労働者あがりの男のところで聖書を読みながら共同生活をしている。町中を追われ、避難した先。男たちが稼いでくる金が乏しくなったのを知った女たちは、夜の町で働くことを決める。

実際の事件に着想をとり、やさしくてヤバい女たちを呼んでしまう男と、夜の町で働く女たちのワケアリな背景をきっちり書き込んだ一本。当日パンフでは作家自身が過去に出会った水商売の女たちに着想を得たことを書いています。それが本当のことなのかどうかは、アタシには知る由もありませんが、なるほどリアルと感じられる仕上がり。

柿丸美智恵が圧巻。教祖の妻、水商売のママ、子供の母親という主要な役を重ねながらきっちり。特に水商売のママが未成年の女の子たちの疑問「ホステスと客とは寝るものなのか」に端を発する語りのシーンの厚み。本当にヤってしまうかどうかは別にしても、そうしたいと思わせることが商売の根幹なのだという語りはものすごく納得させさられてしまうような説得力なのだけど、この役者ゆえ。玉置玲央は優しいヒモと、まじめな男の二役をきちんと。久しぶりに拝見した近藤美月は狂気の凄さは変わらず、正気にきちんと存在感。コミカルなところがないのは残念だけどそれは芝居の特性なのです。

スカスカになりがちなこの劇場をきちんと埋めているのは美術の力も。あるいは舞台の前にこじんまり作ったアクティングエリアも巧く機能していると思いますが、すべての席から同じように見えるかは微妙な気がします。

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