速報→「鱈の(ほ’)」hura-hooper
2010.7.25 19:00
hula-hooperの、部活動として公演を重ねた「鱈。」のしばらくお休み前公演。2008年の「悪友ナイト」改訂再演、がっつり120分。これを鳥取ツアー(8/7)に。行く気満々。
妖怪たちが棲む場所。猫娘三姉妹、狼男のウルフ(とは呼ばれていない石原裕次郎か)、鳥おんなのヒバリ、男を惑わす女。そこには困難があるということはわかっていて、それでも体の中から溢れてしまう気持ちゆえに行ってしまう、道ならぬ恋。
初演もかなりバタバタだった印象(終演後に友人が云ってた、初演は主演女優があれこれ)。人数はたぶん減っているし、ステージ数も一回限り。ツアーのためともいえますが、少人数ゆえの無茶な展開も、実は結構たのしいし、少々無茶な設定でも、ねじ伏せるようにきちんとファンタジーを成立させています。
鳥取公演を組み入れたために、その土地に向き合うベクトルが強く働いていて、妖怪にまつわるあれこれが機能している感じ。特に序盤にある鳥取出身の作家、菊川朝子と、同じ土地出身の仗桐安の会話のシーンがネイティブらしく言葉そのものの強さのようなものがあって、強い印象を残します。もちろん、引用された詩のもつ力は圧巻で、それを織り交ぜながらの気持のいい空間は鱈の醍醐味なのです。
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