速報→「THE LEFT STUFF」Piper
2010.4.10 19:00
Piperの新作。マルチエンディング風味、物語よりはアトラクションのように楽しい135分。開場から舞台上のボードに観客が署名する趣向ありなので、早めに。キシリッシュがスポンサーに(終演後配ってくれる)。25日まで本多劇場。そのあと大阪、名古屋、広島、仙台。
研究機関、NEOに集められた七人の男女。新エネルギーを求めた海洋調査の研究員を選抜するための実験だという。そのひと部屋の暮らしの様子を観察し、選抜するのは客席に座る400人で。
毎回やることががっつり変わるPiperの色を説明するのは難しいのです。メンバーの5人がそれぞれの才能を持っていることがその理由なのだけど。
遊気舎時代にこれでもかと繰り出した客いじり、あるいはピスタチオの根幹をなしていたパワーマイム(劇中ではペルーマイム)とか、懐かしい鉄板の技を繰り出します。
客に選ばせてマルチエンディングな感じに見せていますが、選択肢の行き先はかなり狭い感じで、たぶんどれを選んでもそう大きくは変わらないのだろうなと想像します。初日時点で見る限り、舞台に上げたり、スポットライトの当たる客は仕込みな感じすらします。
それにしても芸達者な面々。相武紗季の表情の豊かさが実に楽しい。後藤ひろひと大王の台詞、説明役がたくさんでてくるのも楽しい。
まあ少人数なので、関西の劇団にありがちな、有料のパンフ以外にそれを知る術がないというのは大きな問題ではありません(ガムもらったし)。でも、これは全体にケチくさい感じに見えちゃうのだよなぁ。ほんとに。グッズのチラシの片隅にでも印刷すればいいのに。
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