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2010.03.21

速報→「ULTRA PURE!」東京グローブ座

2010.3.20 13:00

福島三郎の作演で、アラサーチェリーボーイの想いを描くラブコメディ風の仕立て。120分。22日まで東京グローブ座。そのあと大阪。

雪山の別荘。乗馬サークルの仲間たち、男女がスキーにやってくる。別荘のオーナーの女性、その息子が暮らすが、息子は40近くになっても出会いがなくて、何とかしようと都会で遊び暮らしている弟分が、女性たちをつれて毎年ここを訪れるが、うまくいかないのが毎年のことになっている。そこに混じる30目前の男は、美形でもてるが、「馬オタク」でほかのことはあまりに不器用で、今でも童貞のまま。30を目前にこの旅行でなんとかしたいと考えてやってくるが。

美形でモテそうなのに30目前童貞男を三宅健に、不器用な40前男を西ノ園達大、遊んでいる軽い男を瀧川英次に。 ある種のラブコメディなのだけど、男たちはどこまでも不器用でどちらかというと女たちのほうがずっとしたたかなのは、昨今の感じがよくでていて楽しい。福島節らしく、笑わせ泣かせるのだけれど、ピュアな想いに気づいてなハッピーエンドはステロタイプなほどに、きっちりとラブストーリー。

終幕近く、手をつなぎ二階に消えていく二人の後ろ姿はきれいに作られているけれど、こんなにもエロティックな感じは、ちょっと「メインテーマ」(薬師丸ひろ子)を思い出す。違うのは、翌朝のあまりにあっけらかんとした二人と周囲。こういう感じなのかなぁ、イマドキって。これはちょっとびっくりする感じなのです。

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