速報→「雨を乞わぬ人」黒色綺譚カナリア派
2010.1.24 16:00
カナリア派の新作。24日まで、中野ザ・ポケット。 ポケットではなかなか無い中央通路より後ろまできちんと埋まっている千秋楽。130分強。
山奥の村。治水を拒み続けている。そこには巫女がいる。泣くと大雨が降り山が崩れると信じている人々。首都から恋人を連れて男が戻ってくる。洗練されているはずなのに、この土地に入ると男は姉と土地に取り込まれる。巫女を泣かさないため、外は悲しいことばかりだから建物からは出さず、日々が宴になる。13歳の巫女に次代の巫女を身籠らせるために、男たちが。
若い女性の作家なのに、アングラな作風。それは変わらないけれど、音楽劇という体裁をとることで、びっくりするぐらい見やすいのです。90分までは前段。中里順子、中村真季子、牛水里美が支えるのです。90分に登場する次男と娘。首都にでていったのに、負け戻ってここなら自分は優位だと思う感じ。巫女に対する次女の鬱屈がいいのです。
佐藤みゆきはその後半を圧巻する。ハーモニーとしては成り立ちづらいけれど、次男坊とあわせて、かき回す感じが楽しい。
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