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2009.11.16

速報→「15 Minutes Made Volume7」Mrs.fictions

2009.11.15 18:00

かなり短いスパンで行われているショーケース企画。15日までシアターグリーンBOX in BOX。休憩を挟み150分。(終わりの回、という名前のトークショー含む)

  • ゲキバカ「  」 ・囚人たちが捕まった原因を探っていく。ビルに潜入して。
  • こゆび侍「汝、石化することなかれ」 ・目を見ると石になってしまうメデューサは結構居て人を見ないように人に見られないように注意深く生きている。ひっそりと暮らす夫婦もやはりメデューサで。
  • モエプロ「三日月とライオン」 ・偶然に出会った先輩男子と後輩女子、当然のように恋に落ちて。
  • 国分寺大人倶楽部「ストロベリー -SHORT VERSION-」 ・部屋呑みに集まる男女。山手線ゲームで負けた罰ゲームで、初体験の話を、それを再現しようとしつこく。
  • 夜更かしの会「コント」 1)結婚の申し込みに行った若い男、タイミング悪く停電で。 2) 鬼頭真也が沢山の本を紹介する。でも時間の都合で。 3) バンドの新しいギターをスカウトしてきたが、ギターなんか触ったこともない男。スカウトの理由は。 4)クラシック風のコンサート、その名もファミコンオーケストラ。
  • Mrs.fictions「私は旅に出ることにした」 ・卵がおなかに宿っていると感じた女。それは勘違いだったけれど

ゲキバカは、ルパン三世とスパイ大作戦をパワーマイム(かつての劇団「惑星ピスタチオ」の手法)で演じる趣向。最近だとひげ太夫に近い感じ。その手法自体は実は目新しいものではありません。テンポよく客席が暖まるのはいいところ。

こゆび侍は、笑いにもっていける話をあえて悲劇として描いている感じ。わりとそうそうにネタは明らかになります。鏡はおろか水たまりにも気を配って注意深く目をみないようにしている、というわりには包丁は大丈夫なのか、と想ったり。そこまで注意深いならセラミック包丁にするよなとか。

モエプロは女優はもちろん。下手に見える役者を置くのが重要なのだとアタシの友人たちは云います。二次元が嫌いな訳じゃないけど、こういうのはもういいかなぁと思う40過ぎオヤジのアタシ。

国分寺大人倶楽部は、嫉妬、覗き、駆け引きをきっちりと。女三人の三角関係が楽しい、見終わって 思い出してみれば、罰ゲームでそういうことをさせた、というのもプレイ。欲望に正直で見やすい。

夜ふかしの会は、これは小劇場演劇じゃないよなぁと思いつつ。安定していて、きちんと笑いをとれる作りと役者。結婚申し込みにいったら停電で、でも申し込もうとするシチュエーション、時折車のヘッドライトに照らされるというのも巧い。マリオは想像の範囲内かと思えば、ラストのマリオの成長っていうのもちょっとすごい。

Mrs.fictionsは雰囲気はいいものの、女の視点の話を描きたいのか、だとすると途中の妄想日記は何なのかとか。積み木で作る家のほんわかさ加減はvol.1の時の落書きで作った家の雰囲気にちょっと似ています。

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