速報→「ヘアカットさん」岡崎藝術座
2009.10.17 14:00
岡崎藝術座の新作。75分。25日までアゴラ劇場。
新宿の代々木に近いほうの紀ノ国屋書店、立ち読みで引っ越し先の部屋の様子を考える女。と、バイク好きの彼と先輩とのカラオケの話。
物語は概要をもう少し書くだけで構造がバレバレなほどのごくごくシンプルなものがり。文章で書けばほんの数行だけの事実をリミックスし、ひきのばし、リフレインした、といった風情。ダンスとも違う、芝居というにはあまりにミニマルにすぎるし、ノイズ主体だったり、本当の気持ちをなかなか悟らせまいとするような感覚もどこかに見え隠れしていて、一筋縄ではいきません。
感覚のどこかささくれたようなひっかかりを幾重にもリフレインする感覚自体は嫌いではありませんが、シンプルな物語ならば、シンプルに見せてほしいいなぁと思ったり思わなかったり。そういえばこの前に観た「三月の5日間」は原作の物語があったのだよなぁと思い出すのです。
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