速報→「心が目を覚ます瞬間~4.48サイコシスより~」DULL-COLORED POP
2009.10.10 19:00
ダルカラ休止前のもう一本。12日までサンモールスタジオ。90分。
ベッドに寝ている女、机に向かう男。4:48から72分だけ正気に戻る女、男は彼女と対話したいと切望して。
いまどき生きていれば、気に病むこともおかしくなりそうなこともままあるのだけれど、どうにかバランスをとっていると思っているアタシなのです。まわりにもあまり居ない、患者の現場は、本当のことはよくわかりません。それでも自分の部屋で、電車で、鬱々としたり、躁状態になったりすることはあります。そういう心の振れ幅、正常に戻る瞬間のビビッドな感じがよく見えます。
正直に云えば、物語らしい物語がない本作は、芝居として語りづらいところ。しかし、時代を超えた二人の作家のキャッチボール(本当にそういうシーンがある)は実に美しくて切実なのです。ネタバレかも。
アタシをみないで、という彼女の叫びは余りに切実。 100、97と数える数列はアタシは意味が分からなかったのだけど、友人によれば7を引いていく、正気かどうかを検査する有名な方法なのだそうです。薬の名前、もアタシにはほとんどわかりません。が、ひりひりと切実な言葉があふれる本作はちょっと好きなのです
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