速報→「翼をくださいっ!さらばYS-11」ギンギラ太陽's
2009.10.25 14:00
YS-11をめぐる物語。東京を除く日本各地をまわるツアーの最終地、福岡公演。29日まで西鉄ホール。120分。
東京再演で観たときにここまで通うことは想像できなかったのです。しかし、福岡や天神、大刀洗もアタシに気持ちを残す確かな力があります。 やはり劇団のスタンダードとしての物語の強さを持つ一本。「人の想いのイコンとしての」組織だったりも含めての「モノ語り」。雁ノ巣飛行場、大刀洗飛行場、福岡空港をめぐる現実を物語として少しずつ取り込みながら進化していきます。
一方でスカイマーク参入の時期に時間軸を固定した部分があるおかげで、最近状況が大幅に変わっている航空業界のあれこれを取り込む必要をなくしているのは今になって思えばまったくただしくて(なんせJASまででてくる)、日航・全日空は強靱な大手という感じに見えなくてはいけないのだけれど、何度乗ってもたいていスカイマークは(飛行機が小さいというのはあるにせよ)ほぼ満席で、お盆の季節ですらJALはいっぱいには見えなかった、みたいなことを肌で感じていると、この時間軸の固定がないとどうにも座りが悪くなるはずで、ここは先見の明。
アタシが初めてみたのがこれの東京再演だったわけですが、それからわりと欠かさず福岡に通うことになっているわけで、たいした引力。反面、アタシが観始める前にあった流通系だったりお菓子ものだったりは、完成度という点ではもしかしたらこれにはかなわないのかもしれないのだけれど、観せてはくれないかな、そろそろと思ったりもするのは、観られなかった芝居の悔しさのなせるわざ。
当然銀河劇場よりは、ずっと芝居の大きさにあっていて、使いなれた劇場ということもあって、この小屋で観ることの特別な意味を感じつつ、おもわず空いていた翌日は大刀洗に行ったり、福岡空港の展望台に上ったりという充実も含めて楽しいのです。
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