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2009.09.23

速報→「夜の口笛」chon-muop

2009.9.22 19:30

チョンモップの新作。毎日更新のblogと連動した9月と11月公演の一つ目。23日まで、仙川・niwa-coya。60分。

閉店間際の小さなカフェ。近所で暮らす知り合いの二人の女、話に花が咲くが、マスターは浮かない顔。店の片隅にはずっと寝ている女が居て。

カフェ&ギャラリーと銘打つ住宅にとなりあう小さな空間。何が物語なのかというとよくわからない感じなのだけど。女二人の楽しげなはなし、マスターの悩み、飛び込んでくる謎の男。近くの伝説のようなものを引いているようでいてそこに主眼があるわけでもなく。

blogの方は、仙川の街に住むことになった大町ヤスミのとりとめのない日常の点描。それを知らないと芝居がわからない、ということはないのだけど、その中でヤスミの見たもの感じたことがちょこちょこと顔を出したり、blogとリアルの接点のようなものを垣間見せるという「アート」なのだというとまあそうなのかもしれません。

ひとりと、ふたりで、三ツ矢サイダー♪という冒頭の曲が楽しい。結婚した女と独身女の会話、なぞめいた男、すてきなマスターなど、店にいて見聞きしたシーンを切り取って見せている感覚は、近所で知ってるようでいてでもどこか遠い感じのアタシの散歩の感覚に近いのです。

「合成コーヒー」や「伝説の怪人・コトヒコ」の感覚や、 これだけファンタジー感のある場所なのに怖い日常とか、都会のふつうの感覚で貫かれているのもちょっと面白い。

序盤終盤をきちんと「賑やかす」たけうちみずゑ、その相手となるつっこみの菊池千里が印象的。

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