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2009.08.03

速報→「アタシだけ超怒られた」バナナ学園純情乙女組

2009.8.2 19:00

バナナ学園、初めての再演。90分弱の本編+休憩10分+ライブ30分の構成。芝居は2日まで、ライブは3日まで王子小劇場。

ドラマにでてたり、アイドルだったりという芸能同好会の部員、その一人を殺してしまったが、まだ犯人としてバレてはいない。が、切り取られた右腕が見つかり、学校周辺に現れている連続殺人犯に疑いが向く。部員たちは口寄せを行う。

作家が書けないということをネタにしまくったバナナ、ならば再演でクオリティを上げてくると誰もが想像。アタシが観た芝居楽日はそれを体感しますが、世間の評判はちょっと厳しい。毎日めまぐるしく完成度が変わっている感じは楽日でも変わりません。

初演に比べると、主軸の4人の物語を厚く、枝葉もつけて見やすくなっています。相対的に傍線の物語が薄くなっているのは、人数ばかりのせいではありません。骨格の物語に対してこの人数は必要ないのではないかと思うのです。なれた客演を隅々に配置し、きちんとアゲていく感じにはしていますが、物語の落差は埋めがたく。

メインの4人+演出をのぞけば、浅川千絵、ばんない美貴子、山口航太は圧倒的にすぎます。高村枝里も印象的。 ライブは40男には懐かしいメロディを織り交ぜながら。祝祭はいらない都会だけれど、若い役者が祭りを体現しているのは実に楽しいのです。ライブでは山口、大久保嘉洋がなんかすごい。Winkに至っては悪夢ともいえますが、その悪のり感もまた、よし。

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