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2009.07.16

速報→「ー初恋」世界名作小劇場

2009.7.15 19:30

MONOの名作(1)を若い役者で、味わいの違いを楽しむのです。20日まで711。100分ほど

小さい町のアパート。ゲイばかりが住んでいて、管理人は親の跡を継いで守っている若い女性で。町の雰囲気は迫害する感じになっていて。

昨今のテレビでの扱われ方なら信じられないけれど、町のなかで「そういう」人々をアカラサマに迫害する背景を持ちながら、その空間の安心感、疎外感、対立を丁寧に描く脚本はきちんと健在。

さすがに小屋の大きさの違いはあって、抽象っぽい舞台のつくり。もともとある段差をそのままにして、たった一つの真ん中のテーブルを斜めに置くことで空間を一つにしていたり、無理矢理にでも階上を作るなどホンの設定を規模にあわせて具現。

ここまでのアカラサマな迫害というのは昨今では信じられません。そういう意味では古いホンとも言えます。それでも、人はそれぞれに違うということを、マイノリティの間でも受容できないという視点は今見ても新鮮な感覚なのです。

こいけけいこが実にいいのです。MONOの上演の女優とはかなり異なるキャラクタで、アカラサマに美人には難しい役なのですが、「パーンっと」笑いを取り、並んでぎこちないということの落差をきっちり。腑に落ちる感じが楽しい。

津留崎夏子演じる管理人の居続けること、勘違い感の間がいい。もちろん終幕のシーンも。対峙する窪田道聡は強さ。終幕をドライに感じるのは、これが最後の公演だという劇団のリアルを物語に重ねさせない配慮で潔いということだと思うのです。酒巻誉洋が美しい。ちょっとびっくり。

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