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2009.07.05

速報→「7の椅子 5」7の椅子

2009.7.4 19:30

同じタイトルのまま公演を続けるナナイスの新作。5日までメガバックスシアター。「空耳」をキーワードに短編アソートで105分。

卒業して7年目の山の合宿所。去年亡くなった友人たちを悼むために大学の同級生が集まったかに見えたが「空耳1」
車で買い物に出かけた妻が轢いて自宅まで連れ帰ってきてしまった男は、身代金誘拐の金を取ってきた男だった「空耳2」
ホテルのバックヤード。今晩開かれる高名な画家の新作発表だが、その絵が見つからない。そこに現れたのは解決できない問題はないという「空耳3」

それぞれに「聞こえないはずのものが聞こえる」「聞こえない振り」「タモリ倶楽部のコーナー」というタイトルを冒頭に。その言葉に違わないように作られて、カラーの全く異なる3編。最近のナナイスではわりと1本目のような笑い少な目テイストが増えている感じですが、今作ではいちばんの爆笑編を2本目に、3本目もわりと笑い多め。笑いの多い芝居を巧い役者、とナナイスを認識してるアタシにはむしろ何かの馬鹿力のような後半に向けての配列が楽しい。

「1」 同級生といえば仲がいい、というステロタイプを徐々に崩していく感覚は良くも悪くもちょっと気持ちに引っかかります。笑い少なめ、悪い人多かったりキリキリと来そうな感じはしっかりした場所を作る力。山本亜希はこの手の悩める女をやらせると巧い。

「2」 井口千穗の表情で作る「聞こえないふり」芝居が圧巻で印象的。そのカウンターパートにある山口ななも無茶な物語から振り落とされることなくきっちり。物語というよりはくだらない(これが重要なのだ)ワンアイディアを役者たちがねじ伏せ、圧延し、組み上げている感じでコントっぽさがわりと全面に出ているけれど、役者の魅力というだけでなく、言葉の細かい共感できる感じがアタシにはまります。まあ、巧い役者の爆笑編というだけで魅力は十分あるわけですが。

「3」 空耳アワー、というのはアタシも大好きなテレビ番組なのだけど、そのスピリットできっちり組み立てる終盤はちょっといい雰囲気でまとまりもいいのです。途中のドタバタのコミカルさは破壊力という点では2には見劣りするものの、3本全体の最後に置くことでまとまりがいい印象になっていMASU 。ここでも井口千穂の胡散臭いキャラクタが全開で楽しい。

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