速報→「73&88」カニクラ
2009.7.17 19:30
カニクラ初の書き下ろし。コミュニケーションにまつわる70分。19日までアトリエヘリコプター。
遠く離れているのに突然会話できるようになった二人。あるいは前から「そういうこと」をしていた友人。電話よりも常に繋がっていて。それが別の再会も生んで。
チラシや当日パンフにあるとおり、73&88はアマチュア無線で世界中で通じる「さようなら」。男性に対して73(Good-bye)、女性に対して88(Love&Kiss)。チラシのあおり文句もラグチュー(お喋り)だの、QRZ(誰か当方を呼びましたか?)だの無線用語満載。金曜夜に設定された作演のトークショーによれば、テレパスの話を先に思いついて(そうえいば仮チラシの仮題は「テレパス」だった)、そこから調べてたどり着いたのだといいます。元無線少年のあたしとしては、心沸き踊る感じがしたのは肩すかし感もありますが、それは大きな問題ではありません。
電話のように相手が確定したコミュニケーションでもなく、町中でのナンパのような顔の見える関係でもない、偶然繋がって声が聞こえる感じの独特感。ネットがある昨今ならば、ふつうといえば普通だけど、肉声(のようなもの)が聞こえるというのは、ネットとも違う感覚。限られた帯域ゆえの想像力の楽しさ、不安が具現されている感じ。
普通のバカ話を気負わずしたいという感覚は腑に落ちる感じ。仕事場でもできなくてドキドキしちゃうあたしです。
役者は安定。芝居そのものとしてみると正直にいって、テレパシーという大技を持ち込んだ割には、後半電話との違いが見えづらくて少し残念。不器用なコミュニケーション、という視点が好きな感じだけにちょっともったいない。
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