速報→「くすり(^^)フィンガー」Cappa
2009.6.27 14:00
恋文酒場、という実在する居酒屋に集う役者たちの旗揚げ公演。らしく、その酒場で働く人々を120分。29日まで駅前劇場。
アラスカに旅立つ男の壮行会。居酒屋で働いている仲間が送る。隣には女性二人が最近越してきて。大事にしまった筈のパスポートも餞別も翌朝行こうとしたらなくて、ほかの仲間に顔向け出来ないと、押し入れに隠れてしまう。その押し入れで発見した昔の日記には隣を覗く穴から見えた女の話が。
そうそうたる役者をそろえて、と思えば脇を固める側にまわし、若い役者を中心とした構成。夫婦だの結婚だの恋人だの、相手に踏み出せないだのの物語。ポップなセットや、大音量など、懐かしさすらな感じではあって、物語はベタに感じるのだけど丁寧に紡いでいる物語なのです。正直に言えば喰い足りなさ、というところはあるのだけど、若い役者でこういうまっすぐな物語を運ぶのは、意外に少ない感じの昨今、大切なこと。ならば演出の意図は正しく機能していると思うのです。
劇中でラフカットのチラシをそのまま配るのは、観客から見るとファンタジーっぽさも含めて物語のなかに入ったのに、急に現実に戻ってしまう番宣番組のような感じがして違和感。関西から来た、という設定の三人の会話がどこまで自然かはわかりませんが、なじみやすい感じがして見目の美しさ含めて楽しめる感じ。
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