速報→「KAMI」Toru Sato Solo Performance
2009.3.14 15:00
桃唄309の俳優、佐藤達の紙芝居芸を核にして、ほかの作家による一人芝居を組み合わせたライブ風味の9本。70分。15日まで新宿VITUS。
開演前の「お願い」。紙芝居芸1「奇跡のパンテ」。ベンチで寝ようとしていたら通りかかったのは「清水君」。紙芝居芸2「太陽神」。女の子と暮らしたときの話しが「ありがとう」。ポカリペットの驚くべき「んだす」。寒い日に訪ねてきた女は「ある夫婦の話」。紙芝居芸3「手紙」紙芝居芸4「ムルキーヤ」。
紙芝居の方は、シンプルな線で描かれた絵で「僕の話を聞いてください」から始まるスタイル。タイトルはいちおうついているけれども、話はあちらこちらに飛び火し、回収されないまま次の話題にいってしまうものも多い、ほんとに「僕の話をきいて」状態。自分の生まれ・秋田の言葉や小さい頃の話し、母親とカレーとモロヘイヤのこと、稽古場で見つけて興奮したもの、といった具合におそらくは実体験に基づいていて、少々気の弱そうに見える見た目とあいまってついつい笑いに引き込まれる感じ。
見つけて興奮したけどそれは本当は違って、でも認識の時点では間違いなくホンモノだったからそれは本物、という強引すぎる展開はちょっとツボ。
「清水君」(三谷麻里子)は持て余す寂しい気持ちがすこしほっこりほぐれる感じで、シチュエーションはともかくアタシにも他人事ではありません。 「ありがとう」(長谷基)は役者本人も驚きのラップ仕立て。 「ある夫婦のはなし」(嶋村太一)。はどこかで聞いたような話しだなぁと思っているとやけに現代的な展開にびっくり。
作家の色がやっぱりでていて、最初はあかされていないのだけど、誰の本かなぁと思ったものがだいたい当たってたりして、それも楽しみなのです。
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