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2009.02.02

速報→「エビビモ」エビビモpro.

2009.2.1 17:00

いわゆるブゲイ(舞台芸術学院)系の、ミュージカル中心なのだけど、どこかひりひりとした感じが気持ちよい120分。1日までシアタートラム。世田谷パブリックシアターの若手応援プログラムの一本。

自殺しようと集まったニートたちは、一人の云った「願いが何でもかなう夢の国」があると言う言葉に乗っかって行ってみることにする。果たして、思ったことが何でもかなう夢の国でみんなが幸せそうに暮らしている。同じ頃、あちこちで謎の失踪事件が起きる。捜査しなければいけない警部までもが、その居なくなった妹に出会おうと、自ら引きこもりになっていたりする。実はこの夢の国、エビビモには秘密があって。

メロディーをさまざまに変奏しながら、いかにもミュージカルらしいナンバーの数々。セリフを歌いあげるということはあまりなくて群唱が中心な感じ。地となる台詞もたくさんあって、ミュージカルに苦手意識のアタシでもこれだけの音楽は挟まっているにも関わらず違和感なく楽しめます。いきなり夢の国、おとぎ話風がガツンとやられるわけで、四の五の言わず物語の世界に引き込まれるということなのでしょう。

ネタバレかも

物語の方は、ネットワークの向こう側に人格を転送し、ネットワークの中で生き続ける人々、のような感じで、鴻上尚史な雰囲気。正直、途中までは鴻上尚史が書いたと云われても信じてしまいそう。もっとも、うだうだと悩み続けることに主眼がある鴻上節に比べると、もっとドライな感じもします。元の世界に戻りたい、なんてことを人物達は一応云うし盛り上がったりもするのだけど、そんなことはあっさりと捨てて「ニッポン以外全部沈没」(いや、例えですが)状態にしてしまうある種の軽さが、ちょっと面白い。それをちょっとしたギャグ風に落とすのも気楽な感じで楽しい。

40人を超える役者に振りをつけ、歌わせ、芝居をさせても破綻ないのは大したもの。袖の部分をイントラで組み、その下を楽屋風に使うのも若者の芝居らしい感じ。ミュージカルらしい大人数もちゃんとしてるけど、渋谷スクランブル交差点風の雑踏のシーン、バラバラな会話が徐々に立ち上がり雑踏になる流れはセンスがいいなぁ、と思うのです。

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コメント

初めまして。エビビモpro.所属の色城絶(しきじょう たえ)と申します。
エビビモご観劇ありがとうございました!(o^-^o)
今後とも、優しく厳しい目でエビビモpro.を見ていただければ幸いです。
本当にありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いいたします(≧∇≦)


エビビモpro.
色城絶

投稿: 色城絶 | 2009.02.07 19:44

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