速報→「流れる生活」ワワフラミンゴ
2009.2.14 15:00
原宿から外苑前方向、気持ちのいいカフェを通り抜けて3F、バーとはいいながら窓が広くて開けた空間。暖かい昼の公演によく似合うワワフラの新作。55分。とびとびの公演で14,18,21,22日。bar&lounge 'greenz'。
広いテーブル、カフェらしい場所。コンパスを売ろうとする女、買わない人々。スキーにいきたいらしい人々、つれていくよう頼まれる人。大発明をしてお金余って仕方ない人、結婚してる人、食べる人、食べられちゃう人、告白っぽかったり。
あたしが勝手に思うのは、トリのマークのかつての姿を彷彿とさせるような、意味のあるようなないような、物語のあるようなないような小さな会話のつみかさね。比べると女性が多くて、男1人+女6名という比較的多い人数。言葉はきちんと紡がれているのに、その場面場面にはそれなりにちゃんと何かがありそうなのに、それが大きな物語につながらない、ことさらに笑わせようと云うのでも、ことさらに深刻ぶったりも、メッセージ的なものも、何もないのに、会話は確かにそこにあるのです。
まるで女子高生のような(いえ、想像です。知らないし。たぶん彼女たちはそんなには若くない)会話。それでも、明るい昼下がりのカフェという設定の場所はこういう「さえずるような」音としての会話が実に気持ちいい。それはドリンク付きというのにしちゃやけに大きなグラスのビールのせいばかりではないと思うのです。彼女たちのさえずる会話を聞くのが実にイトオシイ。
下のフロアはふつうの飲食店。入り口にほぼ実物大の牛の置物が目印、勇気を振り絞って、店の人に「演劇ですか」と聞かれながら昇った階段の先。 下の店は休日でも1000円ぐらいでランチが食べられて、酒も飲めそうで、空気が通って気持ちよさそうで。知っていればここで昼ご飯食べたよなぁ。いつか行ってやろう。
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