速報「悠久のアフロでいて」JINSEI.
2009.2.21 16:30
名古屋から単身上京、旗揚げの劇団。22日までルデコ5。95分。
なかなか描けなくなっていることは自覚しているが、それでもどうにかこうにか一年ぶりの新作を発表するための個展を準備する画家。妻や手伝いの若者たち。肝心の絵は本人以外まだ誰も見ていない。
わずか100分弱なのだけど、夫婦や愛人や謎の人や昔の知り合いといったさまざまな会話が紡ぐ前半と、そこからかなり飛んだ感じに物語が進む後半の構成。絵の秘密はわりと早い段階で底割れしますが、それは大きな問題ではありません。
全体の構成は、いわゆる「描けない節」の画家の話ではあるのだけど、その恨み節だけに頼らない感じは、ちょっとよくて、冒頭の見てないようでちゃんと見てる夫婦の会話とかの細やかさとか、ファンだという人との会話のあたりの会話は結構素直な感じでアタシの感覚にぴったりきます。身近なところを描くことがいいことなのかという議論はあるにしても、あたしは好きなんだから仕方ない。
二次元こそが世界だ、という台詞に象徴される後半は、かなりテイストが異なります。多くの役者というよりはほぼ二人の役者の会話に集中されるシーン。 芸術ってやつ、あるいは絵っていうやつを一種独特の感じで芝居として描き出そうとしているという志にはワクワクしますが、アタシには少々とっつきにくくも感じます。
なじみのない美術や芸術の言葉やら概念やらを持ち出してきているのが、それ自体はそう難しいことではないにしても、物語とアタシの距離をつくってしまう感じがします。ここがもっと身近に感じられればなぁと思うのです。
。 タイトルははっきりいってダジャレだけどそれをきっちり物語として据えているのはじつはちょっとすごいんじゃないかと思うのです。いや、思いついても、それがこういう物語、というのはかなり妄想度が高くてたのしめます。
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