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2009.02.23

速報→「デコ」山の手事情社(2008研修プログラム修了公演)

2009.2.22 18:00

山の手事情社が毎年行っている一年・延べ480時間にわたるという研修プログラムの総仕上げ、修了公演。115分。

結婚する友人を囲んだ人々の「同窓会」。ビールの蘊蓄語る酔っぱらい「ビールについて」。ダンス「一触即発」。公演見に来た友人らしいダンサー男の語り口「ダンサー」。お笑いDVD見に男の部屋に来る女、期待高まれど笑いっぱなしで勇気を持つが「部屋飲み(1)」。男2人と女1人、女の失恋話を聞いていて、一人が席を外すと「部屋飲み(2)」。大声、絵文字のように怒鳴り合って「一言会話」。気のある男の電話番号を「合コンの女」。ぶつかって犬だかを病院に連れて行けと怒鳴る「大阪のおばちゃん」。場所取りの一瞬の隙に取られてしまった一触即発「花見」。「笑いの感情柔軟」。互いの経験を自慢し合う男女、パジャマ姿でいきなりやってきたり、あり得ないのに属性はやたらいいとか「恋愛武勇伝」。恋人と二人のベタベタ「小田急線の女」。椅子を相手に濃厚な「純愛」。高いテンションだけど寸止め「俺はやるぜ」。パンスト廃止を声高に「弁論大会」。夜道の散歩で出会った小さなおっさん(タイトル不明)、ビデオテープをブルーレイに(タイトル不明)。「蓄積」。夕飯の買い物するカップルは会社のお局に見付かって「スーパー」。泣きはらす「公衆電話にて」。「釣り人(1)(2)」。頑張ってるけど保険とかないですか「マリオ」。あたまオカシイ演出家に振り回される「支離滅裂な演出家」。入院しているお笑いコンビの一人、相方も来るが「お見舞い」。「歌ダンス」。バランスの悪い部屋で怪しげな「インチキツアー」。

山の手事情社がたまに行う爆笑編「ぴん」のようなテイストの、爆笑短編を細かく繋いだ構成。これだけの分量、おなかいっぱい。単に笑わせるというよりは、しっかりとした身体の動きや人間の鋭い観察に裏打ちされた小劇場のための俳優養成の形の一つが確かにここにあるのです。

構成表には「ものまね」や「ルパム」「ショートシーン」などと、メソッドというか構成される要素が示され、どのような過程で作られた要素なのかが見えるようになっていて、爆笑編の中でも、彼らの研修プログラムのショーケースにちゃんとなっています。終演後にDVD付きの募集要項ってのを配っていて、観たい気はするのだけどさすがに貰う勇気はアタシにありません。

合コンの阿る女を演じた堀口愛美はピン女芸人の領域のデフォルメで圧巻。部屋飲みや恋愛武勇伝、小田急線の女など全体に恋愛とか男女を巡るねたが多いのも、若い彼ららしかったりするし、笑いのねたとしても軽くて楽しいのです。演出家ネタはよくやっていると思うのだけど、清水宏の本家を観てるとさすがに差はあって。

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