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2009.01.29

速報→「クツシタの夜」猫の会

2009.1.28 19:30

去年10月のリーディングからキャスト総入れ替えでの芝居としての上演。2月1日まで「劇」小劇場。90分。出捌けの引き戸が見づらい下手端は避けて。

ごくごく近い未来。郊外に暮らしているらしい夫婦。野良猫を守るボランティアをしつつ街の電気店勤めの夫と、自主制作映画の元女優の妻。家には映画の仲間が頻繁に出入りする。妻はほかの男と時々出て行ってしまい何日も戻らないこともある。夫は気にするそぶりもないが、野良猫の世話にはただならぬ労力を割いていて。

猫好きの作家らしい物語の運びはリーディングと同じ印象(アタシの記憶が曖昧なのはいつもことですが)。ほぼ素舞台だったリーディングに対し、少々古い一軒家の畳の部屋という具象なセット。だらだら呑んでいる場面が多い造りで、ビール(とビール系飲料)の缶がずっとある感じで物語は進みます。キャストも入れ替わりですから、確かに別ものの仕上がり。

初日ゆえか少々の堅さはありますが、リーディングに比べるとずいぶん緩い空気感の仕上がりはキャストやセットの差よりは意図的な演出の差を感じます。もっと細かいシーンに別れて、もっと頻繁に人が出入りしてた気がするのだけど、アタシの気のせいでしょう、きっと。

ネタバレかも

奔放の妻を許すというよりは、すれ違ってることに気づいていないか、気づいてないふりをし続けている夫婦。もちろん二人の時間はとても芳醇で優しい空気なのだけど、それゆえに些細なことでズレが表面化するシーンは気持ちを揺らします。いえ、経験はないわけですが(泣)

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