速報→「『鱈。』の(は)」Hula-Hooper
2008.12.20 20:00
ライブのできるダイニングでのシリーズ。大映ドラマ風味の仕上がり、しっかりと音楽。土曜夜は後に別のライブがある、とのことでゲストライブを間に挟んでそれでも150分。21日まで7th floor。
。 少年院帰りの少女が戻ってきた町。父親の残したドラムスティックでロックをやりたいと思うが、入れてくれるバンドなどない。自分でバンドを始めることにするが。
大映ドラマ(wikipedia)に着想というのは嘘偽りはありません。コピーではなくその風味だけを使って全く別の芝居に仕上げようとしていきます。ここしばらくの時代の文脈でいえば、大映ドラマというのは笑いやパロディの対象だというのが定番なのだけど、今作そうはいきません。序盤こそ笑いをいれているものの、リアルタイムに放送されていた時期はそういう笑いではなくて素直に感動してたはずで、そのリアルタイムな素直な見方の印象。それはわかりやすくはなく、茨の道だと思うのですが。
まじめにこういうドラマをライブに作った場合の見方に戸惑ってしまうのです。パロディではなくまっすぐに描こうと決めた場合、作家・演出・役者の力ということとは全く別にこの構造で泣かせるのは相当に厳しいというのはメディアの差から明白なのですが、それにも関わらず、きっちりと描き続ける度胸を買いたいと思うのです。
バルーンアートでさまざまを作るのは、可愛らしい感じもでていて、すてきな感じ。坊園初菜はしばらくぶりにみるとあまりにイメージが違う素敵な感じでびっくり。ザンヨウコが青年を演じても、そうみえないのは、まあしょうがないわけでキャラクタを楽しむのが吉。菊川朝子はドラムまできっちり、一人でバンドができるぐらいにさまざま。服部弘敏はついこの間まで舞台があったはずなのに、この安定。まあ、小林旭風なんですが。 短縮版なのかどうか、安田奈加のオリジナルが当パンフのものがすべてはないのがちょっと残念。ポータブルヘブン、とか好きだったんだけど、なぁ。
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