速報→「ZOKKYののぞき部屋コレクションPart3(Bプロ)」ZOKKY
2008.11.20 21:10/21:35/21:40
のぞき穴演劇、まさかの初日前に前売り完売。当日券がないわけではないですが、早い時間に売り切れるようです。各5分。24日まで王子小劇場・裏。劇場の表からは入れませんから、裏手に回って駐車場横のターンテーブル横のZOKKYの看板を探しましょう。
当日パンフで主宰自身が書いているとおり、ギャグでエロで、それも痴女ものというライナップ。5分という短い時間ではそうそうモノガタリを語るわけにはいきませんから、勢い思いつきのおもしろさや、あるいは見た目の凄さなど、何かたったひとつの一点突破をねらうようになっていて、それは成功しています。同じようなキャラクタといえばそうなのに、バリエーションに感じられるのは、その色づけがされているからに他なりません。
前回の安定した感じはそのまま。待合室のシステムは進歩 していて、説明書が用意されていたり番号札がネックレスタイプになっていたりと、効率的になっていたのは、予約というシステムのおかげ。こんなにも効率がわるいことを続けているのは、それを表現したくてならない気持ちが原動力なのでしょう。あふれるような気持ちが、突き進むことを後押ししている公演というのは、それが結果的にくだらなくても、気持ちがいいなぁと思うのです。
芝居とは関係有りませんが、エレベータからちゃんと雰囲気、受付周りもシンプルで綺麗。テーブルの上に紙やパソコンがあるのは当然ですが、ちゃんとしている感じが実にいいのです。あるいは、キャラクターとしてのメイド娘は美形だけじゃなくて、ちゃんとホスピタリティ。長い時間だとは思うのですが、本当にお疲れさま、なのです。
●欲望という名のすごい棒
よりによってこんなタイトルを選んだ事をなじる女。向こうから来た電車は男性専用車両で。それでも無理矢理乗り込む女。男たちはいきりたつ。が、学生服の。
電車、男、欲望というところから痴女ものにもっていくのに、そこからもう一歩の客の異分子を引っ張りだしてクローズアップするあたりが、あたしのエロ心を絶妙に。露出はそうでもないのに。
●ブラジャーに乗って
家庭教師の女。その格好が目に入り学生の男は勉強に身が入らない。が、彼女が探しているのこそ、そういう男で。
あのチラシを彷彿とさせる格好でインパクト、というのは芝居好きの楽しみ。あなたが選ばれた人であることの着地が見事。そうなりたいのは三本のなかでは飛び抜けて露出で、それに脳味噌が喜ぶ煩悩のせいじゃないですってば。
●乳が出て幸せ
牧場で牛にメロメロになってしまう女、卑猥な言葉を吐きつつ、それを止めに来る男がいて。
白い液体と喜び猥雑な言葉をはき続ける女。AVの見すぎっぽい煩悩全開な感じ。見た目のクローズアップの凄さもあるのだけど、ステロタイプな淫乱女風せりふが楽しい。
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コメント
実は今回、楽日だけはメイドが二人いました。清水那保嬢+ハマカワフミエ嬢。
投稿: D | 2008.11.29 17:18