速報→「グッドナイトスリイプタイト」パルコ劇場
2008.11.24 19:00
三谷幸喜の新作。28日までパルコ劇場、そのあと新年から大阪。120分とありますが、アタシの観た回は130分弱。三谷幸喜の開演前アナウンスを聞くべく、開演10分前に、ぜひ。
30年目の夫婦、妻が出ていく日。思いでのもの、昔の喧嘩、シェア出来ていたはずの思い、すれ違い。
円形のまわる舞台、下手に楽隊、筒状の壁が開くとベッドが二つ。広い寝室、大きなベッド。上手の上方には数字の表示。気持ちとか経過とかを示すさまざまな工夫は見やすく、前後関係も把握しやすいのです。その安心感の中で、二人の細やかな感情の移ろいを見続けるのです。
ネタバレかも
外交的な妻と、家にずっといる夫。妻が経済を支え、夫は才能があるはずだったという設定はいまの時代の気分を明確に示します。トントン拍子に成功していく妻の姿はコミカルではあるけれど、夫にとってはまぶしく負い目もあって、でも他の女性にも興味が尽きなくて。 どっちもどっち、という、感じはあるのです。箱の中身を開けられないかという四苦八苦は妻はたぶん数字を覚えていて、中身も覚えていて。が、最後の夜はこうすると新婚のころの約束は忘れていて。市松模様のように交わらない記憶があまりに悲しい。それでも愛するまま別れるということの切なさが気持ちを揺さぶります。
正直に云えば、戸田恵子が時間を軽々と飛び越えてきちんと年齢を意識させるのに比べると中井喜一は年齢不詳の感じ。とはいえ、きちんと書かれた芝居をきちんと演出して出来る役者が演じる時間は至福なのです。
さまざまな小細工が楽しい。楽隊を出演させたり、あの子が出てきたり。舞台を飛び越える瞬間の二人の差が、夫が抜け出せない性格で妻が軽々と飛び越える性格という感じを具現として見せていて、こういう演出って凄いなぁと思うのです。
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