速報→「たんぽぽ」猫の会(番外公演〜猫のサロン)
2008.10.26 18:15
作家・北村耕治のユニット。第二回公演を前に企画公演二本立ての一本。作家の初戯曲なのだと云います。アタシは初見。55分。OMEGA TOKYO(松濤アクターズギムナジウム)での26日までの公演は終了。
絵本作家の男。書けずに悩んでいるが、ユウタと名乗る男の子が入り込んで来て、ひらめきを授けるという。うとうとして目が覚めると、絵もテキストも完成していた。勇んで出版社に乗り込むが。
絵本作家ってのは何かの流行かとおもうけれど、これは前に書かれたわけなので流行に乗ったわけではなさそう。となれば、書けない作家の夢物語のよう。売れてもいないのに書けないといっていていい歳して夢を追い求めている男と、苦労しながら伴走している妻が物語のベース。 大傑作の筈なのに「つまらない」と一刀両断になったり、支えていてくれた妻が出ていったりと散々。それでも長い時間をかけてがかかってやっとこさ半歩を踏み出した感じの一本。やけ酒でフィリピンパブというダメ男の短絡な造形の加減もファンタジーの一種かとも思うのだけれど、ちょっと自分に刺さる感じで痛みは感じます。ホステス二人のから騒ぎは全体が静かに流れる中でテンションを上げて楽しい感じで単純に眼福が楽しい。
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