速報→「光る女 」Hula-hooper
2008.10.18 14:30
フラフーパーの新作。番外公演を除くとしばらく公演の間が開くのだというその直前公演。75分。20日までOFFOFFシアター。
砂漠のような何もないところで倒れている二人の女。ほかを偵察にいった風で戻ってくる女を合わせ三人で旅の途中で今の状態。他に人を捜し続ける女、何かにとりつかれた風の女。
チラシのSF(少し不思議)思いついたモノ勝ち、巧い。当日パンフではSFには興味がない、現実や演劇がっつりなのだと言い切ります。SFに限らず何かの物語を期待すると確かに肩すかしになってしまう感じはあって、思わせぶりな言葉がちりばめられてはいても、何かの物語に像を結ぶという感じではありません。芝居について彼女たちが真剣でしかしまじめ一辺倒ではなく取っ組み合っていることは今までのさまざまを観てわかるのだけど、この一本でその真剣を感じ取るのは難しい感じでもあって。
種なんかあるかどうかわからない、とりあえず耕してみるか、なんていうあたりから始まり、書くだの書けないだのという言葉は、いわゆる「書けない節」だとおもうとさにあらず。それすらも物語になっている感じではありません。何かを表現したいのだということは見え隠れするのだけど、欲求だけを取り出して観るわけにはいかない観客は、そこに物語だったりあるいは突出した何かを見いだしたいと思ってしまうのです。
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