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2008.09.21

速報→「續・河をわたる」菅間馬鈴薯堂

2008.9.20 14:30

年齢を重ねた作家の年輪と若い役者たちのイキオイと。23日まで王子小劇場。80分。今作はありませんが、この作家の台本はネットで読めるモノも多く、受けて立つ潔さが凄い。

隅田川の川べり、堤防のすぐ横のバラックに住むホームレスたち。しばらくここに住んでいたが、懇意の区職員の努力かいなく立ちのくことになるが、その前に水泳大会を開くことにして。

。 当日パンフに折り込まれたいつになく長い文章の作演の文章。ロビーにはまた別の公演記録と文章が配られています。イメージとしての異界の姿を描いたのだという22年前の舞台の続編となるのだといいます。最近作のCoin Laundry(台本)も、雰囲気はよく似ています。

かならずしも全員が巧いというわけではないのだけど、若い役者たちをそろえ、小さな二人ないし三人の芝居をグランドホテル形式のように重ねていきます。バラックに住む彼らの姿をシンボリックに描きます。

物語はリアルというよりは、むしろファンタジーの色合い。作家の独り言を重ねているような、一見ぶっきらぼうにも見えるようなシンプルな文体で、作家の詩に耳を傾けてるみたいに。

日常からの逃げ場、「あまやどり」の場としてのバラック。出会ったり、わかれたり喧嘩したり独り言したりとさまざまな光景。この場も結局は追い出され、流れていく人々の姿。天草という場所はおばさんと呼ばれる女の故郷というシンボルで、ここを追い出された人々が目指すべき場所として描かれますが、今作に関して言えばこの場で起きているさまざまな光景を切り取った方に重点がある印象があります。

ここの芝居を見慣れているあたしには見慣れた役者たちの芝居を見ている安心感はあるけれど、初見でこのフォーマット、どう見えるのだろうという気がしないでもありません。古いといえば古い感じだし、若い役者たちの勢いとはいっても、大学生とか高校生というわけではありませんから、勢いだけで押すには難しいところ。

空手娘の惚れ顔がすこしいい。水泳大会は眼福とまでは至りませんし水着が派手というわけではありませんが、華やかな感じが楽しい。

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