速報→「月並みなはなし」空ゼLABO
2008.9.15 18:00
ワークショップから立ち上げる、ラボ公演。110分。15日まで再夢来(西武池袋桜台駅)。
月移民に選ばれなかった残念会に集まる人々。そこになぜか職員が来て、別チームの欠員を埋めるために6人の中から月に行く一人を60分で選び出せと命じて。
時間堂のオリジナルが4年前、今年は他団体の上演が続いています。選び取る、選び落とすという過程を通じて別れていくこと、一緒に居ることの重要さをベースに月に行きたい人々、というテキスト。
時間堂の再演だけを見ているアタシです。一人を除いて全て違う役者。オリジナルの役者が透け見えることもありますが、大きな問題ではありません。
おそらくは再演のテキストをそのままなのでしょう。演出家の意地ということは理解しますが、一言二言の台詞を削らなかったがために、役者の技術とはまったく違う理由で説得力を台無しにしてしまうのはあまり良くない気がします。ならばキャストを入れ替えてでも説得力を持たせるべき。それを別にしても、台詞の一つ一つが、こいけけいこというオリジナルの役者を思い起こさせるということはつまりアテられているテキストの難しさなのだと思います。(2008.9.18 追記:作家の黒澤世莉さんよりコメント頂きました。アテ書きなのではなく、まず脚本ありきであとからキャストなのだそうです。)
宇宙開発のプロ、インドアの人、という二人の男はオリジナルとは違う人間をちゃんと成立させていて目を引きます。
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