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2008.09.08

速報→「祝」クロカミショウネン18

2008.9.7 14:30

トリックアートのように緻密につくりこんだ、しかし気楽なコメディ。二劇場を同時に別の公演としながらも出演者が行き来するという形態の、駅前劇場編。100分。15日まで。

オーナーの母親の通夜の日。母の意思でその日も営業していたレストランに来店した女は予約していたはずの式をするために来たのだという。続々と集まる人々はしかし、通夜でも式でもない人も居て。

ネタばれかも

もう一つの劇場との行き来もあるけれど、そっちはこれを書いた時点では未見なので、どれほどの関係かはわかりません。駅前だけで見る限りは、結局二つの式を同時進行させ、真実を知らない何人かを善意で騙し通すためのあれこれ。冷静になって考えれば、真実を知っている方が圧倒的に多数で、だまされ通しているのは結局3人しかいないわけでなんてことに云うのは野暮で、パズルをどんどんはめこんでいくのを楽しむのが吉。

正直にいえば、登場人物たちの関係を紹介する前半は頭の中が混乱するばかりで、笑いには結びつきづらい感じ。駅前劇場メインの役者が勢ぞろいし、並んで坐って式が始まってからはもちろんよくわかるし、その前に、「この式のミッション」を要約するのはわかりやすい感じ。前半の物語のなかでこういうあたりがきれいに見えてくれればと思うものの、なんせ通過するだけ、ちょい見せするだけの役も多く、前半はとにかく見ている側も混乱している感じはします。

今回の二本のほかに以前の公演も過去の補強として使っていますが、人物の背景をすこしだけ味付けしている感じで、それを見ていないから楽しめない、ということはないと思います。 つくる側にしてみれば、あたまがおかしくなるぐらい、緻密に組み立てられて行き来しているのでしょうが、そういう数十秒単位の緻密さは、芝居を観ているだけではわかりずらいのは当たり前。秒針見ながら芝居見てるわけではないので。

緻密さをどうやって爆笑につなげていくか、というのはこの長い公演期間でみえてくるような気がします。

関根信一演ずるオーナーは、前半と後半の鮮やかな変化に加えて後半のとっちらかった話を無理やりにでも進行していく説得力。コミカルさもあわせ持ち、安心して見られる確か力。吉川アダムも強引に進める側のキーで、彼女がどれだけ汗をかくかで爆笑につながる感じ。

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