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2008.08.15

速報→「ボクコネ」タカハ劇団

2008.8.14 19:00

早稲田を出自、王子、駅前と駆け上るタカハ。旗揚げ公演(未見)の改訂再演。17日まで。105分。

アパートの部屋、ベルマーク集めると家賃が割り引き。ある朝、テレビが映らないと、みんなが集まってくる。そこにやってくるスーツ姿の男女が告知したのは。

大家という役は前半から「お婆ちゃん」と呼ばれますが、役者は若くて可愛らしい女優。ならばそこに何か仕掛けがあるんじゃないかと訝りながらみてしまったために、ものがたりの流れに序盤乗り損なった感じがしばらく。

ずっと明かされない謎、ボタンを押すことについての相談。それをピュアに遂行出来る人、させてしまう人々の物語。

正直に言うと、その謎が謎のまま進んでいく時間が長く、落としどころが見えないと思っていたのです。スーツ姿の二人の女性の想いは報われない感じなのだけど、こういう役をやらせると鈴木麻美は巧い。あるいは二階に住んでいて家電がぜんぶ無くなった役を演じた異儀田夏葉もどういうわけかこういう役が多いのです。前半を支えるのは川島潤哉でキチガイっぽいテンションの高さは凄い。

ネタバレかも

初日らしく、バタバタ感はあります。ボトルキャップが飛んで廊下に残っていたり。

映画がずっと映っている客入れ。犬のように、というスプートニクに乗ったライカ犬の題材。宇宙にたった一人残されていて、ホントは居ないもう一人がともだちのように居て。しんと静かに、星空を見続けるラストは実に美しくて、悲しい。

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