速報→「要するにムラサキ」天然スパイラル
2008.8.30 19:00
ミュージカルが出自のグループ、過去2作品(未見)を無関係な二幕に構成。演出も今回は外部から。9月1日まで草月ホール。120分。
両親の死後暮らしてきた四人姉妹。広島に嫁いでしまうという長女、興信所で浮気調査ばかりしている次女、不倫している三女。中学生の末っ子は長女が広島に引っ越してしまうのだということを知って「赤と青のはざま」。
中目黒歌劇団のレビュー、あのアニメとかこのアニメとかの「ミディアムレビュー・中目黒歌劇団」
当日パンフによれば普段の作演は療養のための休業とかで、過去作品をリニューアル。本人たちが云ってるとおり、もともとはそれぞれに公演していたものを短縮してしまったかどうか、食い足り無さの残る感触。
「赤と青〜」は家族を中心に据えた話。四人姉妹といえばどこかの漫画の感じがしないでもありません。わりと普通の芝居なのは実は彼女たちには珍しいかもしれません。女性キャストだったらしい初演に男性キャストを加えています。
どこかおとなしめの仕上がりの一幕目に比べると、ミュージカルレビューの「中目黒歌劇団」は馬鹿馬鹿しい話を突っ走る感じが賑やかで楽しい。歌劇団とその裏側を描く感じなのだけど45分ほどの密度は高い。なんせもとは3時間あったらしい、のですが。日曜夜のあのアニメとか、この夏の席巻アニメとか、なんとかランドのプリンスなアニメのネタに宝塚パロディと盛りだくさん。無駄に豪華な感じで楽しいものの、この二本立てを選んだ理由も今ひとつわからなかったり。
それでも、普段とは違う体制でもちゃんと作ってしまうというチームのチカラ。草月ホールという規模の劇場の舞台セットは遠目にはナイロン100℃ほどの規模で、その空間を埋められるのはたいしたもの。しかし、正直に言えば舞台はちょうどよくても、やはりキャパは大きすぎる気がしたりもします。
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