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2008.08.30

速報→「バクダンジュース」シンクロ少女

2008.8.30 14:30

作家・名嘉友美の作演のユニット。本編70分、終演後に楓ありす(引退したらしい)のストリップショーを20分弱。31日までルデコ4。

男四人、食べ物と緑色の液体のボトルを囲んで、好きかという確認を繰り返す。同じ場所に居る女。急速に拡大する感染症の影響で末期に来た男たちだったが、女はまだ元気で。女も男たちが好きで、シたいとは思っても男たちは応じない。そんな時女も突然倒れて。

もうほんとにざっくり云ってしまうと、近作の東京デスロックの、大音響の中、踊り狂いばたばたと倒れる人々の繰り返し、というフォーマットが大部分を占めています。彼女たちがそれを知ってやってるかどうかは知りませんが。

デスロックに比べると、人物の置かれた状況はかなりはっきりと語られていて、何かの末期でそこには未来がないことが明確に語られます。その枠組ゆえに女を気遣う男たちの思いは明確で、しかしその希望さえもなくなってしまった後半は、すべてをなげうって踊り狂うしかない、ということははっきりしています。が、アタシはシンクロ少女にもっと物語、もっと云うなら想いから発露する言葉を一方的に期待してしまうのです。その意味で、ちょっと肩すかしな感覚があるのです。

終演後のショーは、一般の場所だし外光がはっきり差し込んでしまう場所ではショーアップが厳しい悪い条件の中であっても、さすがに本職、あたしがオヤジで女性のハダカに喜んでるということを差し引いても、いわゆるダンスとは違う種類の、少々の大げさな振りも含めて、ちゃんと見せるものになってると思うのです。

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