速報→「修学旅行」渡辺源四郎商店・中学生ワークショップ発表会
2008.8.16 15:00
畑澤聖悟の学生向けにいくつも上演されているスタンダード、「修学旅行」を青森県の中学生に7日 間のワークショップの発表会公演。65分。18日までアトリエグリーンパーク(青森)。アタシは演目 初見です。予定通りに冷房設備を据えつけられなかったとのことで、これからご覧になるなら対応を 。もちろん東京ん比べれば数段涼しいのですが。
修学旅行で平和学習を兼ねて沖縄にやってきた青森の女子学生たち。班長はグループの盛り上がりが 今一つなことを気にしている。学級委員長や試合が間近なソフトボール部員や漫画研究会などの見事 にばらばらな班で。盛り上げようと班長が考えたのは、オトコノコの噂話だったが、それは火種とな り。
修学旅行の一夜のわずかな時間、些細なことがわだかまりやすれ違いや争いを生むという、ごくあり ふれた風景を描くうち、戦争ってものの本質的なところを箱庭のように描くのです。
正直にいえば、短期間でしかも半分以上が演劇未経験という役者たちですから芝居として安定してい る感じはしないし、セリフ一つとっても発表会という粋を出ません。が、後半、枕投げのあたりから会話が熱を持ちテンポが格段によくなり、どんどん面白くなっていきます。もともと高校生用に書かれた話なので、中学生には少し背伸び感もありますが、ナベゲン版もあわせてみることでその対比の妙も楽しく。 す。
男性はたったひとり。おそらくは応募自体が女性に偏っていたのでしょう。結果、男子生徒を・演じ るのが女優という役がいくつかあって、もちろん彼女たちは頑張っているのだけどちょっと無理があ る感も。
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