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2008.07.19

速報→「まぐろ11号」ハッスルマニア

2008.7.19 14:30

ブゲイ発・ハッスルマニアの新作。21日までシアターグリーンBOXINBOX。105分。

漁師町。ある日漁に出た漁師たちは、巨大なマグロ・マサムネに挑むが親方が命を落とす。それから10年、残された娘は母親の看病と食堂の切り盛りの日々。東京の学校に通っている妹も戻ってきて。

どちらかというと馬鹿な男たちと、それを見守る強く大人な女たちの構図。ダメだなぁと思いながらも見放さない空気感。一方で告白できない男の気持ちはわかっていても、女から言い出したりはしないというバランスでもあって、男たちの町と支える女たちの姿が隅々まで。

冒頭のシーンだけが10年前で、それ以外のシーンはほぼ二日を時間順に追う芝居。なのに、男とその妻と子供を一人の役者が演じていて、多くはない登場人物の賑やかさを作り出しています。敷居の低い誰でも楽しめる芝居な感じ。まあ、風俗がどうとかいう単語は出てきますが。

一見コミカルなだけの少年たちのシーンからそのあと食堂への一連のシーンが好きです。一升瓶のフタが宝物という子供たちだけの流行や評価軸、いじめられてもちゃんと花火には誘いに来て一緒になって店を飛び出していく流れなどいい意味の「子供っぽさ」は彼らの持ち味によくあっています。

全体を見渡すと、わりとベタな芝居ですが、丁寧につくっていることはよくわかります。多彩な役者が空気を緩めていたり迫力をつくっていたり、場をつくりだす流れ。ほぼ仮装なコミカルなシーンがどんなにコントになろうとも大まじめにやるのも真摯さ。

居酒屋というのではなく、緩い感じで金目鯛定食が500円ぐらいで食べられる定食屋。もちろん酒盛りもある、あたしにはある種の理想郷。いい店だなぁ。

当日パンフの写真は、俳優の持ち味がいまひとつわかりづらい感じもしてもったいない。もっとかわいらしく、あるいはカッコよくとってもいいんじゃないかと思ったりもします。それが役者の集団である彼らなりの照れなのかもしれませんが。

船のシーンと食堂のシーンを切り替えるために少々手間取るのは持ったない感じもしますが、これ以上に素早くやる方法も思いつきません。冒頭のタイトルは夜行塗料という手軽な方法だけど映画のようで洒落ています。

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