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2008.06.30

速報→「コウエンノキマリ」tea for two

2008.6.29 17:00

小さな会話劇を中心とするtea for twoの新作。ミステリ風でもあるけれど関係が変わっていきながらいい話的な着地点。「劇」小劇場での公演は終了。120分。

公園で幼い少女が殺される事件が起きた。町内会は警備と夜間の封鎖を決める。 交代での警備や経済的な負担を感じつつも守っていく。居なくなった彼女に責任を感じてか待ち続けているが、これがあるから彼女が帰ってくると信じていて、守っている秘密があって。

実際のところ、死んだ女児の謎解きらしいものはありません。起きてしまった事件に対しての対策と、そんな事件が起きてもあまり集まらない人の中の小さなコミュニティで起こる関係の変化が見えてくるのです。

待ち続けている「公園の女」とクレジットされた彼女。公園に集う人々から気遣われてそうな存在。終盤に至って、彼女が隠していた秘密をめぐって公園で練習する芸人に襲いかかったあたりから、物語に少しばかりファンタジーが加わり、全部が見通せるようになります。

公園というパブリックスペースをまもるためのさまざまな「決まり」。その場その場は必要だから決めていくのだけど、閉塞していくような息苦しさ。そんな風景の社会派っぽい告発風でもなく、その世知辛さに首をひねる作家の気持ちに重心がある気がするのです。

惚れた腫れたに、ただならぬ関係風など、さまざまな関係を前半に詰め込んでいます。個人的にいえば、特に前半の女性たちの描かれ方が、特に惚れっぽさの軽薄さがあたしはあまり好きじゃなかったりするのだけど、結果的には後半に向けて手のひらを返したような変化が見えるのは楽しい感じ。 とはいえ、じゃああの警備員と町内会長のすこしばかりただならなそうな関係はいったいなんなのだと思ったりするのですが。

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